TOTOつくばショールーム突撃インタビュー【キッチン編】
この記事では、これからショールームに行こうと思っているお客様に向けて、TOTOのキッチンの魅力を簡潔にまとめています。
ところで、「TOTO=トイレのメーカーでしょ?」と思っていませんか?
実はいま、TOTOがキッチンにすごい力を入れているんです。
TOTOというメーカーの特徴をひとつあげるとしたら、素材よりも機能に注目しているメーカーだという点です。
例えば、他のキッチンメーカーの場合、ステンレスや人工大理石といった使われる素材の質などを強みとしてあげる場合が多いと思います。
しかし、TOTOの場合、素材についてはあまり語っていません。
そうではなくて、キッチンの中のそれぞれのパーツが果たす機能面を重視した設計になっています。
なので、ここではTOTOのキッチンの機能面を中心に5つの魅力についてご紹介します。
TOTOのキッチンで抑えておきたい5つの便利な機能
TOTOはトイレやお風呂などが有名でキッチンはそこまででもないというイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。
実際私もお話を聞かせてもらうまではトイレやお風呂の方がイメージが強い印象でした。
しかし、ショールームに行って商品を実際に見て体験をすることでそのイメージがガラッと変わりました。
ここでは、私がショールームで体験したキッチンの魅力を5つご紹介します。
事前にこれを知っておくと、より最適なキッチン選びができるようになります。
ホウキで掃くようにシンクが洗い長せる!?「水ほうき水栓」
シャワーヘッド(シャワーの水が出てくるところ)は丸いものというような先入観をくつがえすような商品が水ほうき水栓です。
水ほうき水栓とは、シャワー水栓の水が縦に幅広く水が出るようになっているTOTOの水栓です。
シンク内を流す際に通常のシャワー水栓ではシャワーの面積が狭いので流しづらかったところが、水ほうき水栓はほうきを扱うように水で流すことができるため節水、時短に繋がっております。
通常のシャワー水栓と比べると水ほうき水栓は広く水が出るため流したりする際に余計な手間と流す水の量を減らすことができます。
ホウキでごみを掃くようなイメージで水を流すことで排水溝の方へごみを流すことができるのでお手入れが簡単になります。
両手がふさがっていても出し止めが簡単|タッチ水栓
水の出し止めについてもレバーを使わずに水栓の先端のボタンで出し止めができます。
それによって手が汚れてたりふさがっていても簡単に水の出し止めができます。
TOTOではタッチレス水栓ではなくあえてタッチ水栓を採用している点についても聞いてみました。
「今の時代、タッチレスの商品が増えていますよね。TOTOさんならタッチレス水栓の開発もできたのでは?」
確かに、水栓に触れずに水の出し止めができるタッチレス水栓の開発は検討していました。
TOTOでもタッチレス水栓については検討をしていたそうです。
しかし、あえてタッチレス水栓にしなかったのにはきちんとした理由がありました。
実際に使用する方のことを考えたときにセンサーの反応が悪かったりするとかえって使いにくくなってしまう恐れがあります。
さらに、ご高齢の方も使用すると考えるとタッチレス水栓よりもタッチして水の出し止めができる水栓の方が扱いやすいという判断からタッチ水栓を採用しております。
また、手が汚れていたり洗剤が付着してしまっていても手の甲でタッチすれば簡単に水が出し止めできるので汚れる心配がなく使えますね。
TOTOでは、素材に着目するよりもそれぞれパーツの機能面に着目して製品を出しているので使う人がより使いやすいようなつくりになっています。
片方に勾配をとってごみを流しやすくしている「すべり台シンク」
さらに、水栓だけではなくシンクは片方に勾配をとっているすべり台シンクというものになっているため、水が排水溝の方へ流れるようになっています。
そのためシンク内部に野菜を切って処分するところがあっても水を流すだけで排水溝の方へ流れている仕組みになっているところも魅力の一つです。
このように排水溝の方へ勾配が取れているため、水を流すだけで排水溝へ水が流れていくような造りになっています。
排水溝や食器、調理器具を綺麗に保つ「きれい除菌水」
コロナが流行りはじめて除菌という言葉をよく耳にするようになってきました。
今では手洗いうがいに加えて除菌をしているという方も多いのではないでしょうか。
TOTOの製品は除菌も専用の水栓でできるようになっております。
トイレの除菌水が評判だったためお客様にアンケートを取ったところ、キッチンにも除菌水を設置してほしいというお声をたくさんいただいたのだとか。
確かにキッチンでは排水溝のぬめりを発生させる菌が発生しやすかったり、調理器具など衛生を保っていたいものが多いので除菌したいという方は多いと思います。
専用の水栓からミスト状の次亜塩素酸水が出ます。
キャビネット下に除菌水生成器が付いており、そこで瞬間的に次亜塩素酸水を作り出しています。
でも、一般に次亜塩素酸水って食塩が必要では?と思われた方もいると思います。
キャビネット内に設置されている除菌水生成器がスイッチを押すだけで除菌水を作り出し噴霧するため、前準備などは必要ありません。
市販化されている次亜塩素酸水を作る製品は食塩を使用して水を電気分解しているのものが多いです。
しかしこのきれい除菌水は水道水が生成器を通る過程で電気分解が行われ、瞬間的に次亜塩素酸水を生成しています。
というもの、もともと水道水には塩化ナトリウムが含まれているので、それを使って除菌水が生成できるからです。
あくまでも一時的に次亜塩素酸水に変えているため効果が6時間と言われております。
水道水というとお住まいの地域によって水質の関係上、塩化ナトリウムが含まれておらず除菌水が作れない水もあるのでは?と思ったのですが、そこはさすがTOTOさん。
しっかり各地域の水道局に塩化ナトリウムが含まれているか確認をしているので地域で効果が変わるという心配はありませんのでご安心ください。
除菌水のメリット
特にキッチンでは次の除菌水があることで3つのメリットが得られます。
- 排水溝がきれいに保てる
- 包丁、まな板を清潔に保てる
- 布巾の黄ばみや臭いを抑える
排水溝がきれいに保てる
数日間、掃除をしなかっただけで発生する排水溝のヌメリも、きれい除菌水でかんたんに予防できます。
お料理やお皿洗いの後に除菌水をさっと流すだけ。
ボタン一つでヌメリが抑えられるのでとっても簡単です。
包丁、まな板を清潔に保てる
まな板を定期的に塩素につけたり、お肉や野菜でまな板を変えたり面倒ではありませんか?
包丁やまな板についても通常通り洗ってから除菌水を当てることで菌の繁殖を防ぐことができます。
これからは食材ごとにまな板を取り換えたり塩素につける必要もありません。
布巾の黄ばみや臭いを抑える
今までは布巾を清潔に保つためにゴム手袋をして漂白剤につけてと面倒でした。
さらに漂泊で布巾がボロボロになってしまうこともありました。
しかし、この除菌水につけておくだけで黄ばみや臭いの発生を抑えることができます。
この除菌水はすでに黄ばんだものを漂泊するのは難しいですが、予防することができるので常に清潔な布巾を保てます。
パーツすっきりお手入れ簡単「ゼロフィルターセンターフードeco」
TOTOのレンジフードはパーツが少ないのと取り付け、取り外しが簡単にできるというのが特徴です。
また、換気扇のファンについても10年お手入れ不要と言われており、撥油コートと呼ばれるコーティングが施されているため、ファンの回転で油を飛ばして綺麗な状態を10年間保ちます。
そのため換気扇のお手入れが時間を短縮できるメリットがあります。
整流板についても開ける方向を前後入れ替えることが可能なので、簡単に掃除がしやすい設計になっています。
掃除をするパーツが少なくシンプルでフチがないのでとてもお手入れがしやすくなっております。
こんな天板見たことない!?見る人を魅了する透明な「クリスタルカウンター」
TOTOのショールームに訪れた際一番最初に目に飛び込んでくるのがキッチンのクリスタルカウンターです。
トイレやお風呂を見に来たお客様もこの見栄えの良さに惹かれるという方が多いのだそう。
他社ではないクリスタルカウンターですが、TOTOではなぜそこに着目したのでしょうか。
クリスタルカウンターに目をつけたきっかけ
クリスタルカウンターは他社にはないデザイン性で差をつけたかった点があります。
その中で透明な天板がないというところに着目をしたのがきっかけとのことです。
しかし、ただ透明な素材を扱えばよいということではなく機能性についても調査を行い、その中で清掃性や耐久性に優れている機能性を持った素材がエポキシ樹脂だったようです。
樹脂と聞くとプラスチックをイメージしてしまいがちですが、このエポキシ樹脂は飛行機の羽にも使われているほど丈夫な素材で見栄えや耐久性に優れています。
このクリスタルカウンターは人工大理石よりも熱に強く、またちょっとした傷がついてしまっても修復ができます。
このようにスポンジを水で濡らしてから硬い方で優しくこすることで簡単に傷を消すことができます。
仮に何か重たいものを落としてしまい、割れてしまったときにメーカーに来てもらい、注入処置をすれば修復ができます。
TOTOはトイレでセラミックを使っていて強い分野だと思いますが、あえて別の素材であるクリスタルカウンターに着目したのにも理由があるのか尋ねてみました。
なぜ、セラミックではなくクリスタルカウンター?
TOTOはもともと衛生陶器を作っている会社です。
であれば、樹脂なんて使わなくても最高級のセラミックカウンターを作ることは可能なはず。
でもどうしてセラミックのカウンターを採用しなかったのでしょうか。
セラミックの天板はとても硬く、強度のある素材ですが、どうしても重たい印象になってしまいます。
重厚感があり、高級感があるキッチンとして支持があるのも事実です。
しかし、TOTOでは毎日使うものについて馴染みやすい商品を提供したいというコンセプトがあるためセラミックではなくクリスタルカウンターを選んだそうです。
「他社にはない見た目のインパクト」「丈夫で熱にも強い耐久性」「もし傷がついてしまっても修復できるメンテナンス性」3拍子揃っているのがクリスタルカウンターなのです。
生活空間で主張しすぎないデザイン「静かなる存在感」
TOTOは毎日使う、毎日目にするキッチンなのであまり主張が強すぎるデザインにしておりません。
TOTOのキッチンはシンプルなデザインが多いというイメージを強く感じました。
多様化されていく住宅に対して、どのようなレイアウトにも合わせられるようなデザインになっているのがTOTOのキッチンの特長です。
写真で見るのと実際に目で見て体験するのとでは、イメージも違ってきますのでショールームに行くことを推奨いたします。
リフォームトラブルの無料相談ができる「安心リモデル」
TOTOでは、他のメーカーよりも先にリフォームに着目してきました。
よりお客様の立場になって相談することができる制度も確立されているそうです。
リフォーム工事をお考えの方でTOTOが独自で行った市場調査で多かった悩みが以下の二つだったそうです。
- リフォームをどこの業者にお願いしたらよいかわからない
- インターネットで相場を調べようとしてもピンからキリまであってどれが正しいのかわからない
そこで、TOTOではお客様の目線でアドバイスができる「安心リモデル」というサービスを行っています。
現在、大手ハウスメーカーからリフォーム業者、ホームセンターや家電量販店などリフォームをしている業者は数多くあり、窓口がわからなくなります。
このサイトではTOTOとしてリモデルクラブに所属してる業者から実際に工事金額の聞き取りをして金額を掲示していたり、TOTOとしてお墨付きを出している業者なので安心できる業者を紹介できる仕組みをしています。
また、ショールームでどこにお願いしてよいか分からないというお客様にも安心リモデルクラブの業者を案内しているそうです。
金額や業者の紹介だけでなく、実際に工事後に不満が残っていたり、施工店へ連絡をしても解答が返ってこないモヤモヤを残したお客様へ向けても電話窓口を設けています。
ご相談の受付後、無料で現場調査を行い、お客様と元請け業者の間に入って相談に乗ったりもしているなどリフォームのお客様の協力や背中を押す事業も行っていて他のメーカーにはないサービスの提供をしています。
まとめ
TOTOでは今とてもキッチンに力を入れています。
トイレや浴室を見るために来場したお客様でも後からキッチンもご覧になられて魅力を感じることが多いそうです。
それは除菌水やクリスタルカウンターなどTOTOにしかない強みがあり、リフォームの不安や不満を解消するためのサービスの提供をしてくれて安心に繋げられているからだと思います。
実際にショールームに行くことでお手入れの仕方だったり、キッチンの色合いを体験することができます。
ショールームに行く際には、業者と一緒に行くことで工事のご相談もその場でできるためおすすめです。
ショールーム情報
店舗名 | TOTO つくばショールーム |
所在地 | 〒305-8017 茨城県つくば市研究学園2-21 |
連絡先 | 0120-431-010 |
ホームページ | https://jp.toto.com/showroom/046/index.htm |